台南観光編　 (赤崁楼,元台南測候所,国立台湾文学館,林百貨店,台南孔子廟,安平古堡）

2023/02/01 08:00

台南は台湾国内の中でも古蹟の多い街です。
高雄（大阪）　台南（京都）　台中（名古屋）に例えられ、(持論)
歴史的建造物の多さ、位置関係からも、台湾の京都と思っています。
台南では遺跡を幾つか巡りました。

・「赤崁楼」（せきかんろう）
紅毛楼とも呼ばれます。原名は「プロヴィンティア」です。
1653年、オランダ統治時代に築城されました。
台湾は、スペイン、オランダ、中国（清）、日本と統治されてきた歴史があります。
荒廃したり、再建されたりを繰り返し、1983年に国定古跡に指定されて現在に至ります。
オランダらしさはあまりなくて、中華的な感じですが、昔は可愛らしい建物です。

完全に中華的建造物

昔の外観。西洋っぽい。

・鷲嶺食四
入ってはないですが、めちゃくちゃ気になりました。
1912年、日本統治時代にできた料亭です。
メニューを見ると、割と安くカフェ利用だけもできるようです。

4.5倍したら日本円の価格になります。

・元台南測候所
ふらふらと歩いていたら、丸い建物が見え、気になったので入ってみました。
無料で見学することができます。
日本が統治していた時代の建物で、1898年に竣工されました。
入り口のおじいさんに「日本人？」と聞かれました。

さらに歩いていると、街中にはたくさんの日本時代の建物があることに気付かされます。

・国立台湾文学館 (旧台南州庁)
1916年に建設されたそうです。
外から見ただけで中には入っていないです。
次回はゆっくり中に入ってみたいです。

・土地銀行台南支店
こちらも日本時代に建てられたものです。
現在も銀行として使われている。
外の柱部分は、天井が高く、たくさんの鳥の巣がありました。

・林百貨店
台南でお土産を買うとしたらここがど定番ですかね。
1932年に創立。
エレベーターでまず5階まで上がり、屋上へ向かいます。
屋上には神社があります。
また、戦時中の弾丸の跡が残った壁があります。
その後階段で降りながら、各階をみて回りました。
台湾国内にある山の名前が書かれたプレート、とても気になりましたが、購入は諦めました。

林百貨（台南市） | 台湾ショッピング・買物－台北ナビ

台南のシンボルです。

この女の子の絵がとても可愛いですね。

いつか登りたいです。

・台南孔子廟
儒教のお寺です。
パワースポットです。めちゃくちゃ威厳があります。
中は公園になっており、ここは自由に、無料で入れます。
野鳥、台湾リスなども見ることができました。
1666年に創設され、台湾国内でも最古の孔子廟です。

台湾で最初にできた学校とも言われています。
30回以上改修されており、現在の建物は、日本統治時代の1917年に改修されたのだとか。
孔子廟の中は有料です。
歴代元首の額が飾られており、蔡さんのものも発見しました。

台南孔子廟 > 台南市

・安平古堡

この記事の最初に紹介した、赤崁楼（1653年）よりももっと前に築城された、「熱蘭遮城（ゼーランディア城）」です。台湾で初めてとなる城です。1624年、オランダ統治時代に築城されました。当時はオランダ人統治の中枢とされ、対外貿易の中心地でもありました。日本は江戸時代、唯一オランダと貿易をしていた時代ですね。オランダのがアジアに対して強い勢力を持っていたことが伺えますね。
台湾が西洋諸国に発見されたのは16世紀中期、ポルトガルによってです。当時は「フォルモサ」と呼ばれていたようです。(ポルトガル語で美しいという意味)
ポルトガルといえば日本では1543年鉄砲伝来種子島！
アジア周辺を開拓していたようですね。
1661年、鄭成功がオランダ人の手中から台湾を奪回し、故郷を記念してこの地を安平と改名しました。その後、清統治時代、日本統治時代と、形を変えて、さまざまな用途でこの建物が使われています。