台湾人夫の思想(私が感じていること)
今回の記事は、台湾人夫が台湾の政治について何を思っているのかについてです。
私は夫の思想を信じています。
台湾人の夫の妻として、「台湾問題については様々な考え方があるよね」、では終わらせられない立場にあります。
読む人によっては偏った意見に聞こえると思いますが、重々承知で、夫の思想をまとめたいと思います。
台湾の歴史や、現在の状況になった背景については、文章では特にまとめません。
大まかではありますが、YouTubeに動画がありますのでそちらをご参照ください。
【17分で解説】台湾は「国」か?中国の一部か? 「台湾」の歴史を徹底解説!
歴史
簡単に台湾が統治された歴史について単語でまとめると以下のような感じです。
台湾原住民 オランダ 明国 清国 日本 中華民国
(内省人) (外省人)
台湾には沢山の華人が移住してくるのですが移住のタイミングとしては2つのポイントがあります。
清国(明国)時代と中華民国時代。
移住したタイミングの違いで、台湾国内にいる華人のことを、内省人、外省人と便宜上分類することができます。
台湾で使われる言語は、台湾華語(マンダリン)、台湾語(福建語)、客家語の主に3種類。
他にも、太古からいる台湾の原住民達の言語もあります。(約20種類以上?!)
マンダリンが使われ出したのは戦後からです。
私の夫は、約180年前に、現在の中国の広東省から台湾に渡ってきた客家人です。
客家語が母国語であり、マンダリンも台湾語も話すことができます。
華人の分類で言うと、内省人となり、政治的な立場としては、現在の中華人民共和国を嫌っており、独立国家としての台湾を望んでいます。
(しかし、政治的には独立を掲げられないので、偏在の民進党の現状維持を支持しています)
また、中華民国という言葉も嫌い、自国を台湾と呼びます。
台湾有事が起こった際は自ら闘いに行くと言っています。
もちろん戦争は反対ですが、自国を守るために行動するのは当然だという思想です。
民主主義国家としての台湾を愛しており、今の政治体制を誇りに思っています。
きたる2024年1月の総統選はどのような結果になるのでしょうか。
半導体
台湾の目玉産業である半導体の話を聞かされることが度々あります。
夫の弟、親戚、友人なども、半導体関連の企業にいる人が多いです。
時々日本はなぜ半導体競争に乗り遅れてたのかという話にもなります。
台湾はなぜトップに立つことができたのか?
舵取りがうまかったからでしょうか。
日本が半導体のトップに立っていた時代と比べて、現在必要とされる機器は高度なものが多いです。
台湾はいわゆるロジック半導体が強くて、3ナノのサイズの製造を行えています。
日本は40ナノ止まりです。
今、日本では、米IBMの技術を買い、2ナノの製造に取り組もうとラピダス株式会社を設立。
2027年の量産を目指しているようです。
日本の動きに対して、一部の業界の人は金の無駄になるのではないかという意見もあり、夫もその1人です。
私は、若干日本に期待もあります。
遅れているとしても、今後の開発競争には必要な技術であると感じるからです。
今の台湾を守っているのが「半導体」であると言われています。
台湾有事が起こると、現在のウクライナの戦争以上の打撃を世界が受けることになると思います。
世界を巻き込んで中華人民共和国が戦争を仕掛けていくのか?
そこまでの強い意志があるのか?
台湾国内の世論が傾き、2024年の総統選で中国寄りの人が当選した場合は、もしかしたら台湾有事を防げるのかもしれませんが、台湾の終わりになる気もします。
どう、上手く政治を進めていくのか。
今後の台湾の動き、取り巻くアメリカなどの動きも注目しています。
少ない知識ながらも年々台湾に対する思いが強くなっています。
今年で結婚満7年、8年目突入となります。
出会って丸9年経過もしています。
ほんと、もっと台湾のことを知りたいならちゃんとマンダリンを勉強しないとっと、言われつつも一向に勉強のやる気が出ない私。。。
ボチボチやります。
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